ポルトガル:遺跡、海岸、ワイン

ポルトガルはヨーロッパ南西部に位置し、その美しい景観、豊かな歴史、美味しい料理、そして温かい人々で知られています。大航海時代の繁栄から数々の古い建築物が残り、歴史を感じることができます。また、ポルトガルは美しいビーチや自然も魅力的で、ハイキングやサーフィン、ワイナリーツアーなど多彩なアクティビティが楽しめます。また、ポルトガル料理は新鮮な魚介類やスパイスが特徴で、食通たちにも評価が高いです。

目次


基本情報

【正式国名】:ポルトガル共和国
【総面積】:92,212平方キロメートル(日本の約0.24倍)
【総人口】:10,170,000人(2021年時点)
【首都】:リスボン
【公用語】:ポルトガル語
【時差】:日本とは-9時間
【通貨】:ユーロ(EUR)

評価

物価:☆☆
治安:★★★★
食事:★★★★
交通:★★★★
自然:★★★★
文化:★★★★

ポルトガルは物価が比較的リーズナブルで、特に食事が安くて美味しいと評判です。治安も良好で、観光客にも安心して楽しめる国です。食事に関しては、新鮮な魚介類やスパイスを使用した料理が特徴で、食通たちにも評価が高いです。交通は首都リスボンを中心に整備されており、都市間の移動も便利です。自然は美しいビーチや山々があり、アウトドア好きにはたまらない国です。また、文化に関しては、歴史的な建造物や美術館が多く、芸術や歴史に興味がある人には最適な旅行先です。


参考経費

<航空券代>

日本からポルトガルまでの往復航空券は、シーズンや予約時期によりますが、おおよそ10万円~15万円が相場です。

<宿泊代>

■バックパッカー:3,000~6,000円
■スタンダードクラス:7,000~12,000円
■スーペリアクラス:13,000~20,000円
■デラックスクラス:21,000円~

ホステルや安宿を利用すれば、バックパッカーでも比較的安価に宿泊できます。一方で、高級ホテルやリゾート施設も充実しており、リッチな旅行も楽しめます。

<食事代金>
朝食:500~1,000円(パン、コーヒー、果物など)
昼食:1,000~2,500円(サンドイッチや軽食)
夕食:2,500~5,000円(シーフードや郷土料理)

※上記の金額は目安であり、為替レートや季節によって変動する可能性があります。また、個々の旅行者の選択により、実際の費用は異なる場合があります。予算計画の際は十分にご考慮ください。


地域ごとの名所

【リスボン】
ジェロニモス修道院:この歴史的な修道院は、ポルトガルのマヌエル様式建築の代表作であり、ユネスコ世界遺産にも登録されています。
ベレンの塔:大航海時代に建てられた防衛用の塔で、現在は象徴的な観光名所として人気があります。
アルファマ地区:丘の上に広がる古い街並みで、迷路のような狭い路地や美しいタイル張りの家が魅力です。

【ポルト】
リベイラ地区:ドウロ川沿いのカラフルな家並みが美しい、ユネスコ世界遺産に登録された地区です。
サン・ベント駅:歴史的な鉄道駅で、壁面に描かれた20,000枚以上のタイル画が見どころです。
リヴラリア・レロ:世界で最も美しいと言われる書店で、ファンタスティックな内装が人気です。

【アルガルヴェ】
ポンタ・ダ・ピエダード:岩が浸食された絶景ポイントで、美しいビーチや洞窟が観光客を魅了します。
カペ・サン・ビセンテ:ヨーロッパ大陸の最南西端にある岬で、壮大な景色が楽しめます。
シルヴェス城:11世紀に建てられた城で、アラブ建築の影響が見られる歴史的な名所です。

【マデイラ諸島】
ファンチャル:花と果物の市場が有名で、マデイラワインや伝統的な刺繍も人気のお土産です。
カボ・ジラオ:高さ580メートルの断崖絶壁で、ガラス張りの展望台から絶景を望めます。
ポール・ダ・セラ:森林公園であり、ハイキングやピクニックを楽しむことができます。


おすすめのイベント

1/1 跳び火祭り:新年を祝うために、家族や友人と一緒に薪の上を跳び越える伝統的なお祭りです。
2/2~3/5 カーニバル:リオデジャネイロに次ぐ規模のカーニバルが行われ、華やかなパレードやダンスが楽しめます。
6/12~6/13 アントニウスの祭り:リスボンで行われる守護聖人の祭りで、街全体がお祭りムードに包まれます。
7/14~7/25 ファドの祭り:ポルトガルの伝統音楽であるファドを楽しむための音楽イベントです。
9/1~9/10 マデイラワインフェスティバル:マデイラ諸島で行われるワイン祭りで、ワインの試飲やグルメイベントが開催されます。


参考周回ルート

・ポルトガルのエッセンスルート(1週間ルート)

1~2日目:リスボン – ジェロンモス修道院、ベレンの塔、アルファマ地区
3日目:シントラ – ペナ宮殿、ムーア城
4日目:ポルト – リベイラ地区、ドン・ルイス橋、リヴラリア・レロ書店
5日目:ドウロ渓谷 – ワインツアー、ボートクルーズ
6日目:コインブラ – コインブラ大学、ジャネラス公園
7日目:ファティマ – ファティマの巡礼地

・ポルトガルの歴史と自然ルート(2週間ルート)

1~2日目:リスボン – ジェロンモス修道院、ベレンの塔、アルファマ地区
3日目:シントラ – ペナ宮殿、ムーア城
4~5日目:ポルト – リベイラ地区、ドン・ルイス橋、リヴラリア・レロ書店
6日目:ドウロ渓谷 – ワインツアー、ボートクルーズ
7~8日目:コインブラ – コインブラ大学、ジャネラス公園
9日目:ファティマ – ファティマの巡礼地
10~11日目:エヴォラ – ローマ神殿、セ大聖堂、ボーネス・カパエラ教会
12~13日目:アルガルヴェ – ラゴス、ベンガリルの海岸、ファロ
14日目:リスボンへ戻る

・究極のポルトガル探訪ルート(1ヶ月ルート)

1~3日目:リスボン – ジェロンモス修道院、ベレンの塔、アルファマ地区、リスボンの美術館や博物館巡り
4~5日目:シントラ – ペナ宮殿、ムーア城、カペ・ダ・ロカ
6~8日目:ポルト – リベイラ地区、ドン・ルイス橋、リヴラリア・レロ書店、サラル・ムジカコンサートホール
9~10日目:ドウロ渓谷 – ワインツアー、ボートクルーズ、ハイキング
11~13日目:コインブラ – コインブラ大学、ジャネラス公園、ファドのライブを楽しむ
14~15日目:ファティマ – ファティマの巡礼地、バタリャ修道院、アルコバッサ修道院
16~18日目:エヴォラ – ローマ神殿、セ大聖堂、ボーネス・カパエラ教会、メガリチック遺跡
19~21日目:アルガルヴェ – ラゴス、ベンガリルの海岸、ファロ、サグレス岬
22~24日目:マデイラ諸島 – フンシャル、カボ・ジラオ、レヴァダウォーキング
25~27日目:アゾレス諸島 – サン・ミゲル島、セトシダージェス、ファゴ湖
28~30日目:リスボンへ戻り、リスボン近郊のカスカイス、エストリル、オビドスなどを巡る

以上のルートは、1週間、2週間、1か月という期間でポルトガルを楽しむための参考スケジュールです。同じ場所の場合は、同じ日にまとめて訪れることができます。これらのルートを参考に、ご自身の興味や旅行の目的に合わせて、最適なスケジュールを組んでください。


ローカルフード

  • バカリャウ:塩漬けにしたタラを使った料理で、ポテトやオリーブオイルと一緒に煮込んだり焼いたりして提供されます。
  • パステル・デ・ナタ:カスタードクリームを使った小さなエッグタルトで、サクサクのパイ生地が特徴です。
  • カルド・ヴェルデ:ケールやジャガイモを使った緑色のスープで、コリャッチョと呼ばれるポルトガルのソーセージが入っています。

地元の習慣やエチケット

  • グリーティングでは、友人や知人にはキスを交わすことが一般的です。通常、右頬に最初にキスし、左頬に次にキスします。
  • 食事の際には、パンは皿に取らずにテーブルに置くのが一般的です。
  • ポルトガルでは、食事の際にはナイフとフォークを使って食べることが一般的で、箸はほとんど使われません。
  • タクシー運転手やレストランのウェイターには、サービス料が含まれている場合でも、小銭をチップとして渡すことが一般的です。

旅行のヒントとテクニック

  • 交通:リスボンやポルトでは、トラムやバス、地下鉄を利用すると便利です。また、都市間移動は鉄道やバスがおすすめです。
  • 気候と服装:春と秋は過ごしやすい気候で、夏は暑く、冬は寒くなるため、季節に応じた服装が必要です。
  • お土産のアイデア:アズレージョ(タイル)、コルク製品、ファドのCD、ポルトガルワインなどがおすすめです。
  • 他有益情報:ポルトガルでは、シエスタが一部地域で実施されており、昼間に一時的にお店が閉まることがあります。そのため、買い物や食事の計画を立てる際は注意が必要です。

まとめ

ポルトガルは美しい景観、歴史的な建造物、美味しい料理が楽しめる魅力的な国です。リスボンやポルトの歴史地区、アルガルヴェの美しいビーチ、マデイラ諸島の自然など、多彩な観光スポットがあります。また、バカリャウやパステル・デ・ナタなどのローカルフードも見逃せません。物価は比較的リーズナブルで、特に食事がお手頃価格で美味しいと評判です。また、治安も良好で、観光客にも安心して楽しめる国です。ポルトガルの旅を楽しみ、素晴らしい思い出を作ってください。


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