マルタ:地中海の宝石を巡る旅

マルタは地中海に浮かぶ小さな島国で、豊富な歴史と文化、美しい自然に恵まれています。紀元前の神殿から中世の騎士団の城塞都市、そして美しいバロック様式の建築物まで、多彩な歴史遺産がこの島には詰まっています。地中海の透明度の高い海はダイビングやスノーケリングの楽園であり、また地元の美味しいシーフードも楽しむことができます。春から秋にかけての気候は温暖で、冬も穏やかなため、一年中訪れることができます。

目次


基本情報

【正式国名】:マルタ共和国
【総面積】:316平方キロメートル(日本の約0.08倍)
【総人口】:約50万人
【首都】:ヴァレッタ
【公用語】:マルタ語、英語
【時差】:日本との時差は-7時間
【通貨】:ユーロ

評価

物価:☆☆
治安:
食事:
交通:☆☆
自然:
文化:

マルタは地中海の中でも比較的物価が低めなので、ローカルフードを満喫したり、歴史的な観光地を訪れたりするのに適しています。治安も良好で、旅行者にとっては安心して滞在できる環境です。地元の食事は新鮮なシーフードが中心で、ワインも豊富にあります。公共交通はバスが主で、都市間移動にはフェリーや小型船が利用できます。自然は海が透明で美しく、ダイビングスポットも多いです。文化面では、多様な歴史遺産が多く、その一部はユネスコの世界遺産にも登録されています。


参考経費

<航空券代>
日本からからマルタまでの直行便はなく、ヨーロッパの主要都市を経由するため、大体15万円~30万円程度になります。

<宿泊代>
■バックパッカー: 3,000円~5,000円
■スタンダードクラス:10,000円~20,000円
■スーペリアクラス:25,000円~40,000円
■デラックスクラス:50,000円~100,000円
バックパッカー向けの宿泊施設や、豪華なリゾートホテルまで幅広い選択肢があります。

<食事代金>
朝食:パンとコーヒーで500円程度
昼食:ピザやパスタで1,000円程度
夕食:シーフードを中心としたディナーで2,000円~3,000円程度

※上記の金額は目安であり、為替レートや季節によって変動する可能性があります。また、個々の旅行者の選択により、実際の費用は異なる場合があります。予算計画の際は十分にご考慮ください。


地域ごとの名所

【ヴァレッタ】
・セント・ジョン大聖堂:マルタ騎士団のバロック様式の大聖堂で、壮麗な内装とカラヴァッジョの絵画が見どころ。
・グランド・ハーバー:ヴァレッタを囲む天然の港。美しい景色と豊かな歴史が魅力。
・ヴァレッタ市街:UNESCOの世界遺産に登録され、中世の雰囲気が色濃く残る。

【ゴゾ島】
・アズール・ウィンドウ:巨大な石灰岩のアーチから眺める海岸の景色は圧巻。
・ジャンタリージャ神殿:紀元前3600年から3200年の間に建てられた、世界最古の自立式建築物群。
・ビクトリア:ゴゾ島の主要都市。古い城壁と魅力的な市場が訪れる人々を待つ。

【コミノ島】
・ブルー・ラグーン:コミノ島のビーチは透明な海水と白い砂浜が特徴。
・サンタ・マリア要塞:映画『カウントダウン』のロケ地としても知られる歴史的建造物。

【ムディナ】
・ムディナ市街:古代ローマ時代から続く都市。映画のロケ地としても有名。
・サン・パウロ大聖堂:ムディナの象徴。マルタのキリスト教の歴史を物語る。
・ムディナ城壁:ムディナ全体を一望できる城壁。ここから見る景色は歴史を感じさせる。


おすすめのイベント

4/23-4/25 マルタ国際花火フェスティバル:毎年開催される大規模な花火フェスティバルで、多くの観光客が訪れます。
7/15-7/22 マルタジャズフェスティバル:ヴァレッタの港で開催され、世界各地からジャズアーティストが集まります。
9/8 ヴィクトリー・デー:マルタの国民的な祝日で、各地でパレードや祭りが行われます。
12/24-12/25 クリスマス:マルタではクリスマスを大いに祝い、街はイルミネーションで飾られます。
2/28-3/6 カーニバル:カーニバルの期間中、マルタ全土で華やかなパレードやパーティが行われます。


参考周回ルート

・マルタ・マジックツアー(1週間ルート)

  1. 1~2日目:バレッタ(首都)- セントジョン大聖堂、大使館宮殿、上のバラッカ庭園などを観光
  2. 3日目:ムディナとラビット島- 中世都市ムディナと美しい自然が楽しめるラビット島を訪れる
  3. 4日目:ブルーグロットとマルサシュロック- 壮大な自然景観を楽しむ
  4. 5日目:ゴゾ島- グガンティア神殿やアズール・ウィンドウなどの観光地を巡る
  5. 6~7日目:コミノ島- ブルーラグーンでリラックスする

・マルタ・トレジャーハント(2週間ルート)

  1. 1~2日目:バレッタ
  2. 3日目:ムディナとラビット島
  3. 4~5日目:ブルーグロットとマルサシュロック
  4. 6~8日目:ゴゾ島- より多くの歴史的な場所やビーチを訪れる
  5. 9~10日目:コミノ島
  6. 11日目:スリーマとサンジュリアン- ショッピングやレストランを楽しむ
  7. 12~13日目:南部の村々と海岸- マルサシュロック周辺の村々やビーチを巡る
  8. 14日目:最後にバレッタでお土産を買って帰る

・チェコをじっくりと味わうルート(1ヶ月ルート)

  1. 1~3日目:バレッタ
  2. 4~5日目:ムディナとラビット島
  3. 6~8日目:ブルーグロットとマルサシュロック
  4. 9~14日目:ゴゾ島- より詳細に島を探検する
  5. 15~17日目:コミノ島
  6. 18~20日目:スリーマとサンジュリアン
  7. 21~25日目:南部の村々と海岸
  8. 26~28日目:北部の村々と海岸- マルタ最北端のタタリージャを訪れる
  9. 29~30日目:再びバレッタへ- 最後にバレッタでお土産を買い、リラックスする時間を過ごす。

ローカルフード

・ラビットシチュー:マルタの伝統的な料理で、ワインとハーブで煮込んだウサギの肉が主成分です。
・パスティッツィ:軽食やスナックとして人気のある料理で、リコッタチーズやエンドウ豆のペーストをパイ生地で包んで焼いたものです。
・フトイル:マルタの伝統的なパンで、オリーブオイルと塩を使って作られます。そのまま食べたり、サンドイッチにしたりします。


地元の習慣やエチケット

・マルタ人は親しみやすく、初対面でも親切に接してくれます。
・教会や歴史的な建築物に入る際は、肩や膝が見えない恰好をすることが望ましいです。
・レストランでのチップは、サービス料が含まれていない場合は、合計金額の10%程度が一般的です。


旅行のヒントとテクニック

交通:マルタの公共交通はバスが主です。都市間を移動するにはフェリーや小型船が便利です。
気候と服装:春から秋にかけては暖かいので、薄着で大丈夫です。冬もそれほど寒くないですが、風が強いのでジャケットがあると便利です。
お土産のアイデア:マルタクロスや地元で作られたワイン、伝統的なパスティッツィの乾燥版などがあります。
他有益情報:マルタは英語が公用語の一つなので、基本的なコミュニケーションは英語で問題ありません。しかし、地元の人々とより深く交流するためには、いくつかの基本的なマルタ語のフレーズを覚えると良いでしょう。


まとめ

地中海に浮かぶマルタは、豊富な歴史と文化、美しい海岸線が魅力の旅行先です。紀元前の神殿から中世の騎士団の城塞都市、そして美しいバロック様式の建築物まで、多彩な歴史遺産が詰まっています。海は透明度が高く、ダイビングやスノーケリングが楽しめます。また、新鮮なシーフードを中心としたマルタ料理も堪能できます。治安も良好で、一年中訪れることができる気候なので、リラックスした休暇を過ごすのに最適な地です。旅行の計画を立てる際は、このガイドを参考にしてみてください。マルタの魅力が詰まった素晴らしい旅行になることを願っています。


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