イギリス:王室と伝統文化が息づく魅惑の国

イギリス、その正式名を「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」と言います。古くからの歴史と伝統、そして現代のダイナミズムが共存する国で、世界中から旅行者を惹きつけています。首都ロンドンは世界をリードする金融の中心地であり、美術館や劇場、ショッピング、そして美食と、多岐にわたる魅力が詰まっています。また、中世の風情を色濃く残す都市や美しい自然環境、多彩な文化や伝統的なイベントも楽しむことができます。イギリスは四季折々の風情があり、訪れるたびに違った魅力を発見できる国です。

目次


基本情報

【正式国名】:グレートブリテン及び北アイルランド連合王国
【総面積】:24万平方キロメートル(日本の約0.64倍)
【総人口】:約6600万人
【首都】:ロンドン
【公用語】:英語
【時差】:日本との時差は-8時間
【通貨】:ポンドスターリング(GBP)

評価

物価:★★☆☆☆
治安:★★★★☆
食事:★★★★☆
交通:★★★★☆
自然:★★★★☆
文化:★★★★★

物価は日本と比較するとやや高めですが、品質に見合った価格と言えます。治安は大変良く、日本人観光客にとっても安心して旅行できる環境です。イギリスの食事は伝統的なフィッシュ&チップスやサンデーローストなど多彩で、近年はグルメなレストランも増えています。交通はロンドンの地下鉄をはじめとする公共交通機関が発達しており、国内の移動も便利です。自然はコッツウォルズや湖水地方など美しい風景が広がっています。文化は世界遺産や美術館、劇場などが豊富で、伝統的なイベントも楽しむことができます。


参考経費

<航空券代>
日本からイギリスまでの直行便は、シーズンにもよりますが、おおよそ10万円から20万円程度です。

<宿泊代>
■スタンダードクラス:1泊1万5000円~2万5000円
■スーペリアクラス:1泊3万円~5万円
■デラックスクラス:1泊7万円以上
ロンドンなどの大都市ではやや高めの設定となりますが、地方都市や町ではもう少しリーズナブルに泊まることも可能です。

<食事代金>
朝食:1,000円~2,000円(コンチネンタルブレックファストやフルイングリッシュブレックファストなど)
昼食:1,500円~3,000円(パブ料理やカフェのランチメニューなど)
夕食:3,000円~6,000円(レストランのディナーメニュー)

※上記の金額は目安であり、為替レートや季節によって変動する可能性があります。また、個々の旅行者の選択により、実際の費用は異なる場合があります。予算計画の際は十分にご考慮ください。


地域ごとの名所

【ロンドン】
名所:ビッグベン – イギリス議会の象徴であり、世界的に有名な時計台。
名所:ブリティッシュミュージアム – 世界の歴史と文化を紐解く、多彩なコレクションを展示している博物館。
名所:タワーブリッジ – テムズ川に架かる歴史的な橋で、その美しい外観は必見。

【エジンバラ】
名所:エジンバラ城 – 城壁から見下ろす街並みは絶景。城内には多くの展示物がある。
名所:ロイヤルマイル – 中世の雰囲気を残すメインストリートで、ショッピングやグルメを楽しむことができる。
名所:ホリルード宮殿 – イギリス王室の公式居住地の一つで、美しい建築とガーデンが魅力。

【バス】
名所:ローマンバス – ローマ時代の公衆浴場遺跡で、その歴史と文化を体感できる。
名所:バス大聖堂 – ゴシック建築の美しい大聖堂で、壮大なステンドグラスが見どころ。
名所:プルトニーブリッジ – ショップが並ぶ、美しいアーチ型の橋。

【コッツウォルズ】
名所:バーフォード公園 – イギリスの田園風景が広がる美しい公園。
名所:コッツウォルズ野生動物園 – 野生動物と触れ合うことができる、家族向けのスポット。
名所:ボートン・オン・ザ・ウォーター – 古風な建物が立ち並ぶ、美しい村。


おすすめのイベント

5/1 メーデー:伝統的な春祭り。各地でパレードやフェスティバルが開催されます。
7/14~16 ブリティッシュグランプリ:世界最高峰のF1レースがシルバーストーンサーキットで開催されます。
8/2~26 エジンバラフェスティバル:世界最大の芸術祭。劇やダンス、音楽などさまざまなパフォーマンスが披露されます。
11/5 ガイ・フォークス・ナイト:火薬陰謀事件を記念し、全国で花火や篝火が行われます。
12/25 クリスマス:イギリス全土で家族や友人と祝い、街は華やかなイルミネーションで飾られます。


参考周回ルート

・都市の魅力と文化の発見(1週間)

1日目:ロンドン – バッキンガム宮殿、ビッグベン、ロンドン・アイ
2日目:ロンドン – ブリティッシュ・ミュージアム、タワーブリッジ
3日目:ウィンザー – ウィンザー城
4日目:ストラトフォード・アポン・エイヴォン – シェイクスピアの出生地
5日目:バース – ローマ風呂、バース大聖堂
6日目:オックスフォード – オックスフォード大学
7日目:ロンドン – ショッピングや自由時間

・古代から現代までのタイムトラベル(2週間)

1-7日目:上記の1週間ルートを参照
8日目:ヨーク – ヨーク・ミンスター、古代の城壁
9日目:ダラム – ダラム大聖堂、ダラム城
10日目:エディンバラ – エディンバラ城、ロイヤル・マイル
11日目:グラスゴー – グラスゴー大聖堂、ケルビングローブ美術館
12日目:ウィンダミア – レイク・ディストリクト国立公園
13日目:リバプール – ビートルズ・ストーリー、リバプール大聖堂
14日目:ロンドン – 最終日の自由時間

・イギリス全土の冒険(1ヶ月)

1-14日目:上記の2週間ルートを参照
15日目:チェスター – 古代の城壁、チェスター大聖堂
16日目:カーディフ – カーディフ城、カーディフ湾
17日目:バース – ローマ風呂、バース大聖堂
18日目:ストーンヘンジ
19日目:プリマス – メイフラワー博物館
20日目:コーンウォール – セント・マイケルズ・マウント
21-22日目:エクセター – ダートムーア国立公園、エクセター大聖堂
23-24日目:ブライトン – ブライトン・ピア、ロイヤル・パビリオン
25日目:ケンブリ25日目:ケンブリッジ – ケンブリッジ大学、キングス・カレッジ・チャペル
26日目:ノーフォーク – ノーリッジ大聖堂、サンドリンガム・ハウス
27日目:リンカン – リンカン大聖堂、リンカン城
28日目:ノッティンガム – ノッティンガム城、シェーウッドの森
29日目:ストラトフォード・アポン・エイヴォン – シェイクスピアの家、ロイヤル・シェイクスピア劇場
30日目:ロンドン – 最終日の自由時間、お土産探し


ローカルフード

・フィッシュ&チップス:揚げた白身魚とフライドポテトの組み合わせはイギリスの代表的なファストフード。街角のチッピーで手軽に楽しめます。
・サンデーロースト:ローストビーフや鶏肉、豚肉などをじっくりと焼き上げ、野菜やグレービーソースとともに提供される伝統的なイギリス料理。日曜日の家族の団欒の時間に食べられます。
・コーニッシュパスティ:コンビーフや野菜をパイ生地で包み、焼き上げたもの。もともとは鉱山労働者の携帯食だったと言われ、コーンウォール地方の名物です。


地元の習慣やエチケット

・並び順を守る:イギリス人は順番を大切にします。バスやレジなどで列を作る際は、必ず順番を守りましょう。
・静かな公共の場:公共の場では大声で話すことはあまり好まれません。電車内などでは特に注意が必要です。
・チップの習慣:レストランやタクシーではサービス料としてチップを払うのが一般的です。支払い額の10%程度が目安です。


旅行のヒントとテクニック

交通:オイスターカードを購入すると、ロンドンの公共交通機関を便利に利用することができます。
気候と服装:イギリスの天候は変わりやすいため、レイヤードスタイルの服装と折り畳み傘の持参をおすすめします。
お土産のアイデア:紅茶やショートブレッド、ウール製品などが人気です。
他有益情報:イギリスは左側通行です。道路を渡る際には十分注意しましょう。


まとめ

イギリスは、その深い歴史と豊かな文化、美しい自然と活気ある都市、伝統と革新が融合した魅力的な国です。旅行者は、その多彩な魅力を自分の目で確かめ、自分だけの思い出を作ることができます。ロンドンの活気ある街並み、エジンバラの歴史的な城壁、バスのローマンバスの遺跡、コッツウォルズの風光明媚な風景など、各地の名所を巡る旅は、まさに一生の思い出となるでしょう。

物価はやや高めですが、その価値は十分にあると言えます。治安は良好で、子どもから高齢者まで誰もが安心して旅行を楽しむことができます。また、イギリスの食事は、伝統的な料理からエスニック料理まで多彩で、味わい深い一面を楽しむことができます。

イギリスは、一度訪れるときっと心に残る国です。それぞれの地域が持つ独自の魅力と、全体としてのイギリスの魅力を、ぜひ自分の目で確かめてみてください。このガイドが、あなたのイギリス旅行の一助となれば幸いです。


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